手汗改善：多汗症に漢方薬その4

柴胡加竜骨牡蛎湯は、他にも高血圧の方や、動脈硬化によって起こる症状が有る方にも良いです。
又、神経症や不眠、其れから、精神が原因で起こってくる動悸、性的機能の低下等、これらにも使われて居る漢方薬です。
どんな方に向いて居る漢方薬かと言居ますと、体力が中より有る方で、助骨下部が張っていて、胸の苦しさを訴える方等でしょう。

ご紹介しましたように多汗症でもいくつかの漢方薬が治療に使われて居るやうですが、漢方薬はまったく副作用が無いと言うわけでは有りません。
あまり漢方薬にかんして知識が無い方は、通常の内服薬を飲むより、漢方薬のほうが副作用の心配も無いと思って居る方が多いやうです。
そもそも漢方薬とは、多彩な生薬を組み合わせ、副作用を出にくくして居ます。
ですが、独断で使用する場合、用量等が間違って居ると副作用を起こすことが有ります。
又、服用する人の体質に合ってい無い場合は、強い副作用が出るケースも有ります。

漢方薬には規則が有ります。
例えば、何と何の成分を含む生薬は共に服用し無い、と言う決まりです。
使い方によっては、重大な副作用が出る場合も有りますので、病院で処方してもらうか、専門家の指示のもと、服用するべきでしょう。

体質に合った漢方薬を処方したとしても、治療をして居る過程で、一時的に病状が悪く成ることが有ります。
これは、漢方では、「瞑眩」（めんげん）と呼ばれて居ます。
瞑眩なのか、副作用なのかは、私たち素人が判断出来るものでは有りません。
副作用かなと疑問に感じたら、飲んで居る漢方薬をストップさせ、医師に相談しましょう。
多汗症にも効く漢方薬は手術するより手軽で良いですが、使用方法をきちんと守りましょう。

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