判子にまつわるトラブル続き

だけど、これは他人が犯した犯罪行為の場合です。
例えば、判子を勝手に使って契約した人間が、夫だったり、妻だったり、子供等、身内等の場合は違ってきます。

この身内のトラブルはかなり難しくなって来ますから、たとえ身内でも実印を勝手に持ち出せる環境にはし無いようにしましょう。
冷たいやうですが、身内内のトラブルは家庭を壊すことも有ります。
妻が勝手に夫名義で借金したり、その逆に夫が妻の実印で借金したり、息子が勝手に親の実印を使って、等と言うトラブルは多発して居ます。
その後、その身内が平穏無事に暮らせたかと言えば、そうでは無いところが多いでしょう。
このようなトラブルは身内をばらばらにしてしま居ます。
判子の保管、たいせつな書類の取り扱いには身内内でも気をつけなければ成りません。

では、銀行印等の判子を身内みんなで共有して居るところも有るやうですが、これは大丈夫なのでしょうか?
もしろん、同じ判子で、其れぞれの通帳は創れますし、判子は共有出来ます。
ですが、注意しなければなら無い点が有ります。

以前もありましたが、金融機関が破綻したケースです。
そう成りますと、保証される金額は1000万円迄の預金と利子等ですが、もし身内で、同一の判子を使用していた場合、同じ人の預金と見られてしまう可能性が有ります。
ですから、最悪の場合、身内其れぞれに1000万円ずつ貯金があっても、其れらが同じ判子で登録されていれば、1人分しか保証されません。
こんなことになっては悲惨ですから。

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