妊娠・不妊症：静脈瘤、下腿痙攣、立ちくらみ、貧血

妊娠中には、つわりや悪阻（おそ）、腰痛のほかにも、子宮が大きくなって膀胱や大腸を圧迫することから、頻尿や便秘、痔に悩む方が多く、又、立ちくらみやむくみ（浮腫）、帯下（たいげ）静脈瘤（じょうみゃくりゅう）、下腿痙攣（かたいけいれん）、その他、貧血や妊娠中毒症等も多彩な症状が出ます。

静脈瘤（じょうみゃくりゅう）
妊娠中の静脈瘤は、子宮が大きく成る為に脚部等の静脈が圧迫されることが原因で生じます。予防としては長時間の立ち仕事を避け、休息や就寝の際には、脚の下にクッションを敷く等して脚を高くして休みます。又、市販の弾力性の有るストッキングや、包帯を巻くことも効果が有ります。
食事としては、糖質や脂質を制限し、ビタミン類を過不足なく取るようにします。

下腿痙攣（かたいけいれん）
下腿痙攣は、カルシウム不足から生じることが多いです。妊娠中は、胎児の発育の為にカルシウムはとってもたいせつです。カルシウムを豊富に含む食品として、牛乳やチーズ、ヨーグルト等の乳製品、小魚等を積極的にとるようにしましょう。症状が深刻な場合は、医師によってカルシウム薬が投与されることも有ります。

立ちくらみ、貧血
立ちくらみは、急に立ち上がった場合に起きやすいです。また長時間立ちっぱなしで居ることも良く有りません。したがってゆっくりと立ち上がり、長時間立ちつづけ無いようにします。貧血の疑いが有る場合は、血液検査をします。鉄分を多く含む食品を食べるようにしましょう。

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